手塚プロダクション・中野晴行(なかのはるゆき)さん監修・編集の作品です。
あらすじ
この本は手塚治虫のマンガ『ブラック・ジャック」のセリフをとりあげながら、作品のテーマになったものや、物語全体の核心に迫ってみようという、ちょっと変わった本です。
言葉や文字は、表情やしぐさ抜きで、誰が聞いても、誰が読んでも同じ内容を伝えられるように生まれた道具であったわけです。
とすれば、マンガから言葉を取り出してやればで、作者が作品の中で広く読者に伝えよ
うとしたエキスを抽出できるかもしれません。きっとできるような気がします。
『ブラック・ジャック』という作品から抽出できるエキスはどんなものになるのでしょう。おそらく現代に暮らす私たちが抱えるさまざまな課題への、作者・手塚治虫からの処方箋となるでしょう。医療や命のことはもちろん、ちょっとばかり疲れた心、傷ついた心の特効薬にもなるかもしれません。
だったら、抽出作業はムダじゃないはずです。そこで、がんばってみることにしたわけです。さて、どんなものができますか。
(イントロダクションより抜粋)
おすすめポイント
単なる名言集ではなく、名言集を超えた魅力が詰まっているというのか……。
とにかく、限りある命、という普遍的なテーマを深く掘り下げています。
原作のストーリーやキャラクターを振り返ると、全巻読み返したくなりましたね。
もちろん原作本を読んでいなくても、ブラック・ジャックの魅力を知ることができて、勇気や希望を与えてもらえる言葉に出会えるのではないでしょうか。
コメント