小坂流加(こさかるか)さんの作品です。
あらすじ
生きていれば。
恋だって始められる。
生きてさえいれば…。
大好きな叔母・春桜(はるか)が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の千景
(ちかげ)。病室を出られない春桜に代わり、千景がひとり届けることで春桜の青春の日々を知る。
学内のアイドル的存在だった読者モデルの春桜。
父の形見を持ち続ける秋葉。
ふたりを襲う過酷な運命とは?
魅力的なキャラクター、息もつかせぬ展開。純粋な思いを貫こうとするふたりを描いた奇跡のラブストーリー。
(文庫本裏表紙より)
おすすめポイント
生きることの価値、そしてその意味。
愛することの喜びや苦しみ……。
深いテーマです。
「生きてさえいれば」という〝希望〟のメッセージが伝わったとき、心に響き、やっぱり泣いていました。
過去と現在が交錯して物語は終焉に向かっていきます。 生きることの大切さをあらためて理解できる一冊ではないでしょうか。
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