岩井俊二(いわいしゅんじ)さんの作品です。
あらすじ
雪山で死んだフィアンセ・樹の三回忌に博子は、彼が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。
天国の彼から?
今は国道になっているはずのその住所から返事がきたことから、奇妙な文通がはじまった。
(KADOKAWA ウェブサイトより)
おすすめポイント
亡くなった恋人への手紙を通じて展開する物語。
この手紙がきっかけで始まる文通。
切なくて、そして不思議なラブストーリーです。
映像的な表現、描写が特徴的で、文字を追いながらも映画を観ている気になりました。
まさに、情景が目に浮かぶ、です。
心理描写が細かく、偶然や縁を感じさせる瞬間の描写の巧みです。
岩井俊二さんの独特な透明感や美学に、若かりしころ、青春の記憶を呼び起こされました。
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