筒井康隆(つついやすたか)さんの作品です。
あらすじ
精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラビスト。
だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。
他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。
人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!
(文庫本裏表紙より)
おすすめポイント
独創的で幻想的な世界を描いたSF小説です。
〝現実と夢〟の世界を舞台に、〝夢と現実〟が入り混じった複雑なストーリー展開に引き込まれます。
夢の本質や人間の意識について深い考察がされていると感じました。
〝夢と現実〟の関係、人間の潜在意識、自我のアイデンティティなど、様々なテーマが扱われています。
ユーモアを交えた軽快な文体が作者の特徴であると思っていて、またこの作品も読みやすいものとなっています。
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