真保祐一(しんぽゆういち)さんの作品です。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ]
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ]
あらすじ
上)
職を失い妻子とは現在別居中。駒井健一郎三十四歳はどん底にいた。
ある日、高校時代のライバル天知達彦が現れ、驚くべきことを口にする。
「次の衆院選に立候補する。共に戦ってくれ」
コネや金は一切なし。持てるものは理想のみ。第二の人生を拓くため、彼らは完全無党派で選挙戦に挑む。理解のない妻、敵陣営の妨害。早くも難題は山積みなのだが。
情熱系エンターテインメント!
下)
駒井健一郎は、達彦とともに天知家の過去との対決を迫られる。
一方、地元政財界の絡んだ不透明な土地売買が、彼の社を辞めた原因と繋がっていたことが判る。事件はなおも続く、だが選挙は待ってくれない。
遂に、十二日間の決戦が始まった!
ポスター、 選挙カー。何事につけとんでゆく金に悩みつつも、俺たちは手づくりの選挙を貫く。
青春小説の新たなかたちが、ここにある。
(文庫本裏表紙より)
おすすめポイント
理想を持って政治の世界に飛び込み、厳しい現実にぶつかって挫折を味わっても諦めずに自分の信念を貫こうとする。
この作品、爽快です。
選挙戦のリアルな側面があります。選挙戦を通して成長する登場人物たち、そして政治の裏側を垣間見ることができ、政治小説というと堅苦しいイメージは一切ありません。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ]
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ]
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