【第2弾】ホラー・オカルト小説5選! 引き込まれる緊張と恐怖!

小説紹介

ホラー・オカルト小説の魅力はなんと言っても緊張感と恐怖感にあります。

おすすめ5選の第2弾です。

何が起こるかわからない、最後に待ち受ける大どんでん返し、ページをめくる手が止まらないほどのスリルを味わってください。

もう、聞こえない

誉田哲也(ほんだてつや)さんの作品です。

もう、聞こえない (幻冬舎文庫) [ 誉田 哲也 ]

あらすじ

傷害致死容疑で逮捕された週刊誌の編集者・中西雪実。罪を認め聴取に応じるも、動機や被害者との関係については多くを語らない。

さらに、突然「声が、聞こえるんです」と言い始め……………。

これは要精神鑑定案件か。一向にわからぬ被害者男性の身元。

そこに浮上した十四年前の未解決殺人事件。ふたつの事件を繋げたのは〝他界した一人の女性〟だった。

(文庫本裏表紙より)

おすすめポイント

「言霊」という概念が重要な役割を果たす作品です。

言葉には魂がこもっているという考え方があって、物語の展開においてとても重要とされるのですが、これまでにない〝使い方〟だと、ほとほと感心してしまいました。

多視点で構成される物語、「まさか⁉」と伏線の回収に驚きの連続です。

一見無関係に思える2つの事件が時を越えて繋がってくる……。

これまでにないミステリーであり、これまでにないサスペンス・ホラーではないでしょうか。

柔らかい文章で優しく、読みやすさもこの作品の特徴です。

もう、聞こえない (幻冬舎文庫) [ 誉田 哲也 ]


リング

鈴木光司(すずきこうじ)さんの作品です。

リング (角川ホラー文庫) [ 鈴木 光司 ]

あらすじ

同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。

雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。

――そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。

期待と恐怖に顔を歪めながら。

画面に光が入る。静かにビデオが始まった……。

恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。

(文庫本裏表紙より)

おすすめポイント

呪いのビデオテープの謎を解き明かしていく過程で、恐怖に拍車をかけてきます。貞子という恐ろしい存在と対峙、その正体や呪いの謎は最後まで明かされず、想像力は刺激され、更なる恐怖を煽ってくるのです。

物語は現在と過去を行き来しながら展開され、貞子の過去や呪い、主人公浅川と貞子との戦いが繰り広げられます。

とにかく、巧妙に張り巡らされた伏線と構成が最大の魅力で、そして恐い……。

映画のヒットにより、「リング」は世界中で知られる作品となりましたよね。

リング (角川ホラー文庫) [ 鈴木 光司 ]


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らせん

鈴木光司(すずきこうじ)さんの作品です。

らせん – (角川ホラー文庫) [ 鈴木 光司 ]

あらすじ

幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。

冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。

……「リング」とは?

死因を追う安藤が、ついに到達する真理。

それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。

史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。

(文庫本裏表紙より)

おすすめポイント

ずばり、生物学的な観点とオカルト要素が絶妙に組み合わさって、まあ、不気味な世界へと引き込まれました。

小説「リング」から続く、リングの解明……。

単なるホラー小説にとどまらない科学の進歩がもたらす危険性、人間の欲望の恐ろしさといった心の闇や社会の矛盾を深く描いた作品だと言えるのではないでしょうか。

そして何より、『リング』との作繋がりを探るのも、一層の魅力を掻き立てる理由となっていますね。

らせん – (角川ホラー文庫) [ 鈴木 光司 ]


グレイヴディッガー

高野和明(たかのかずあき)さんの作品です。

グレイヴディッガー (角川文庫) [ 高野 和明 ]

あらすじ

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなった他人の命を救おうとしていた。

だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。

首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人(グレイツテイツガー)の正体は?

圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編!

(文庫本裏表紙より)

おすすめポイント

物語は一晩の出来事、疾走感が半端ないです。

主人公の八神が東京を駆け抜けます。スピード感と緊張感に引き込まれたことは言うまでもなく、人生を変えようとする姿に強く胸を打たれました。

さまざまな勢力が絡み合って物語は進行します。

警察、公安、謎の集団などとその複雑さ、そしてアクションや予想外の展開が続き、最後まで目が離せず飽きることはないですね。

グレイヴディッガー (角川文庫) [ 高野 和明 ]


ぼくが死んだ日

あらすじ

「ねえ、わたしの話を聞いて……」

偶然車に乗せた少女に導かれてマイクが足を踏み入れたのは、子どもだけが葬られている、忘れられた墓地。

怯えるマイクの周辺に現れた子どもたちが、彼らの最期の物語を次々と語り始めた。

廃病院に写真を撮りにいった少年が最後に見たものは。

出来のいい姉に悪魔の鏡を覗くよう仕向けた妹の運命は。

ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。

(文庫本裏表紙より)

おすすめポイント

若くして亡くなった少年少女たちが自分の死の経緯を語ります。

耳を傾け続ける主人公のマイク。

運の要素が大きい死、オカルト感のあるものまで様々に語られ、読んでいて感情が目まぐるしく変化していることに気づきます。ときには恐ろしく、ときには可哀そうにと悲しくなったり……。

一方では、無邪気に話す子どもたちの物語には、昔の思い出がよぎったときのようなノスタルジーを覚えました。どこか懐かしく……。

ぼくが死んだ日 (創元推理文庫) [ キャンデス・フレミング ]


まとめ

以上がYokaおすすめのホラー・オカルト5つの物語でした。

緊張と恐怖が交錯する物語が魅了されます。

予測不可能な展開や心理的恐怖に引き込まれ、感情を大きく揺さぶられることも。

魅惑の世界に足を踏み入れ、未知の恐怖を体験してみてください。


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